Makiko Yamamoto
人生の冒険をテーマにした「ADVENTURE KING」編集長として世界を旅しながら、ワイナリーやブリュワリーをめぐる。2020年日本ソムリエ協会ワインエキスパート資格取得。ワインをより体系的に学ぶため、現在WSET LEVEL3を勉強中。
ライターリレーインタビュー Vol.5
不定期にアメリカンクラフトビールについてライターの方がお話する、「ライターリレーインタビュー」。 その5回目をお届けします。人生の冒険をテーマにしたフリーマガジン「ADVENTURE KING」の編集長 山本 真紀子さんに、アメリカンクラフトビールについてお聞きしました。
我が家はシンプルなインテリアなので、黒とゴールドのラベルが特徴のブレークサイド ブリュワリーのトゥルーゴールドがぴったり合います。
一つのアートピースのようなデザインがテーブルを引き立て、食卓が華やかになるんです。
重厚な外観とは裏腹に、苦味の少ないラガーのような味わいでどんな料理にも合わせやすいのでとても重宝しています。
軽いモルトの優しい味わいはオイル系のパスタやシーフードスープに相性抜群。すっきりとした喉越しで、油分やフィッシュ香をさっぱりと流してくれます。
また、繊細な食材の味を壊さないので、キャビアや各種カナッペなどと合わせてスパークリングワインのように楽しむのもいいですね。
ホップの香りが豊かなIPAが好きなのですが、特にフリーモント ブリューイングのラッシュIPAは今年一番舌鼓をうったビールです。
ホップ独特の芳醇で爽やかな香りの中にライムやマンゴー、グアバなどの溌剌とした南国フルーツの風味が感じられて、これだけで十分に美味しいおつまみいらずのビールです。
食事に合わせるとしたら、生ハムと桃のサラダや、フレッシュバジルをたっぷり使ったジェノベーゼなど、香り高い料理がおすすめです。
アメリカでは様々なクラフトビアのブルワリーを回りましたが、造り手がとても個性的で、それが味わいやラベル、ネーミングに反映されているんですよね。結構ジョークが入っていたりして、こちらが「くすっ」と思わず楽しくなるような。
アメリカンクラフトビールの魅力って、ビールの美味しさはもちろん、そんな作り手の遊びごころも一緒に楽しめるところだと思います。